カメ類の進化史および保全に関する研究を行っています

 体に大きな甲羅を持つカメは、私たちに馴染みのある生物のひとつです。カメは、トカゲやヘビ、ワニといった爬虫類の仲間です。カメ類の歴史は長く、今から2億年以上前の古い時代に祖先が生まれています。現在の地球上では300種以上が生息しており、海から河川や湖沼、熱帯雨林からサバンナ、乾燥地帯まで様々な環境に適応しています。その一方で、近年の自然環境破壊の影響で多くの種が生息地を失われており、食料やペット目的の乱獲による影響も受け、絶滅が危惧されるものも少なくありません。さらに、最近では人為的に持ち込まれた外来生物による影響も数多く報告されてきています。

 私は、このような長い歴史を持つカメ類の進化の道筋を明らかにするために、DNA解析をメインに研究に取り組んでおります。さらに、個体数が減少し、希少になりつつあるカメ類の保全に対しても貢献していきたいと考えています。

 

 2017年4月より、東海大学(札幌校舎)生物学部生物学科にうつりました。これからは北海道に生息する爬虫両棲類を対象とした研究も進める予定です。

 

鈴木 大